～網入りガラスについて～ Part.3

さて、前回までは網入りガラスの形状や使用目的などをお話しましたが、
今回は、網入りガラスの注意する事についてお話しようと思います。

ガラスに網が入っているので、「防犯対策にもなりそう！」 と思いがちですが、
実は全くその逆なのです。
網入りガラスは破損しても、大きく粉々にならない性質があるため
泥棒には好都合なのです。

例えば窓の鍵の部分だけを割り、鍵を開け侵入する事ができます。
また、その割れる音は一般ガラスより小さく、周囲に気付かれにくいのです。

強度の面でも不安があります。
ガラスの中の網が錆びたり、熱で膨張したりで
ガラスにヒビが入ってしまう事もあります。
また、同じ厚み・大きさの一般ガラスよりも、
耐風圧強度はかなり弱くもなるそうです。

このように、網入りガラスにはメリットとデメリットが同じぐらいあるという事です。
いろいろ考えさせられるガラスですね。